導入事例Useful information

豊田産業株式会社
事業推進本部　外食第二事業部
次長　中島 健司郎　様、支配人　山下 真吾　様
 

厨房は「きつい」イメージ　深刻な人不足に悩んでいた

 
弊社は、愛知県を拠点に、ラーメン、定食、餃子など様々な業態の飲食店を運営しています。
名古屋と東京にまたがって店舗を展開していますが、どの店でも共通して長年抱えていた課題が、厨房スタッフの慢性的な人手不足でした。
 
厨房は、体力的にも精神的にもハードな現場です。調理や仕込み、ごみ処理などの裏方業務が多く、暑さや忙しさも重なって、「きつい仕事」のイメージを持たれやすいのが現実です。学生アルバイトの多くはホール業務を希望し、厨房スタッフの募集にはなかなか応募が集まりませんでした。
 
そんな中、2023年の夏、STAY WORKERさんから外国人アルバイトの提案をいただきました。実は私たちの店舗では、過去にも外国人スタッフを受け入れた経験があり、みなさんとの相性の良さも実感していました。人手不足は非常に深刻で、「ぜひお願いしたい」と、迷わず導入を決めたのを覚えています。
 

アルバイトプランで3カ月で8名採用

 
2024年3月、STAY WORKERさんから新たにリリースされた「アルバイトプラン（成果報酬型）」のご案内をいただきました。初回の勤務が完了した時点で費用が発生する仕組みで、費用リスクが少ない点も魅力的でした。説明を聞いてすぐに依頼を決めました。
 
驚いたのは紹介のスピードと数。メールで届く応募者情報は次々と更新され、店舗側の面接対応が追いつかないほどで、現場の店長たちからは、嬉しい悲鳴も聞こえました。現在、中国やミャンマーを中心としたアジア圏の方々を8名以上採用させていただき、安定してシフトに入ってくれています。週3回以上の勤務が可能な方も多く、仕込みや清掃といった時間帯の人材確保にもつながっています。ありがたいのが、午後3時〜5時のアイドルタイムに勤務してくれること。多くの社員が休憩に入る時間帯ですが、そこに外国人スタッフが出勤してくれるので、社員がしっかり休める体制が整いました。すでに即戦力として活躍している方もいて、他店舗へのヘルプに入る場面も増えています。
 
現場では自然と工夫も生まれています。ひらがなや英語でのメモを活用したり、ベテランの外国人スタッフが新しい仲間に母国語で教えたりと、無理なく支え合う空気ができつつあります。外国人スタッフの採用は、単なる穴埋めではなく、職場の在り方そのものを変えてくれる力がある。実際に働く姿を見て、日々実感しているところです。
 

「迷ったらまず採用してみる」　一緒に働かなければわからない

 
弊社が採用で一番大切にしているのは、「迷ったらまず採用してみる」という姿勢です。人手が足りない時期に、「もっといい人が来るかもしれない」と迷っている余裕はありません。紹介された方が他の店舗に決まってしまえば、それは完全な機会損失になります。
 
面接だけで人を見抜くのは難しいですよね。だからこそ、まずは働いてもらってから判断したい。私も店長の経験がありますが、面接時には「大丈夫かな？」と思っていた方が、働き始めてから驚くほど力を発揮してくれるケースもたくさんみてきました。
 
さらに、採用をためらっている間に既存スタッフの負担が増し、離職につながってしまうケースもあります。だからこそ、まずは一歩踏み出す勇気が大切だと思うんです。迷うくらいなら、一緒に働いてみて判断すればいい。そうやって現場にフィットする人材を見つけてきた実感があります。
 
今後は、アルバイトだけでなく、社員登用も見据えた採用を強化していきたいと考えています。技能を活かし、長く安心して働いてもらえるよう、受け入れ体制も徐々に整備しているところです。「まずはやってみる」「迷ったら一歩を踏み出す」。その姿勢で、これからも現場を前に進めていきたいと思っています。