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2026.05.20
在留資格関連
2026.05.20

在留カード照会完全ガイド|VPN制限・偽造を見抜く3つの手順と対処法

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目の前の在留カードが本当に有効なのか、確認作業に漠然とした不安を感じたことはありませんか? 巧妙な偽造カードが流通し、法規制も強化される現代において、形式的な確認だけでは企業が負う不法就労助長罪のリスクを完全に排除することはできません。
 
本記事では、2026年1月に刷新された在留カード照会システムの最新情報に完全対応。新URL、海外IP・VPN制限への具体的な対処法、そして偽造を確実に判別するためのICチップ読取アプリの活用術まで、貴社が安心して外国人材を雇用するための「正解の行動」を徹底解説します。
 

目次

  1. 在留カード照会が必須な理由|不法就労助長罪の重み
    • 知らなかったでは済まされない「不法就労助長罪」の罰則
    • 企業に課される「確認義務」とその範囲
  2. 在留カード等番号失効情報照会の手順と注意点
    • 新URLへのアクセスとシステムの変更点
    • 正しい照会手順:入力時のエラーを避けるポイント
    • VPN・海外IPアクセス制限時の具体的な対処法
    • システムメンテナンス・一時停止情報の確認方法
  3. 照会結果が「失効」と表示された場合の適切な対応フロー
    • 候補者への冷静な聞き取りと状況確認
    • 有効な在留カードが確認できるまでの雇用契約の取り扱い
    • 照会履歴の保存と「無過失」を証明する重要性
  4. ウェブ照会だけでは不十分?ICチップ読取アプリの活用術
    • 巧妙化する偽造カードの手口とウェブ照会の限界
    • ICチップ読取アプリのメリットと2025年11月以降の統合機能
    • アプリ導入ガイド:Windows/Android/iOSでの使い分け
  5. まとめ:2026年以降の外国人雇用は「正確な照会」から
 

在留カード照会が必須な理由|不法就労助長罪の重み

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外国人材の雇用は、いまや企業にとって不可欠な戦略です。しかし、それに伴う法的リスク、特に不法就労助長罪は、知らなかったでは済まされない重い責任を企業に課します。
 

知らなかったでは済まされない「不法就労助長罪」の罰則

不法就労助長罪とは、不法に日本に滞在している外国人や、就労が認められていない外国人を雇用することで成立する罪です。たとえ企業側が「知らなかった」としても、確認を怠った場合は「過失犯」として罰せられる可能性があります。
 
その罰則は「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」と非常に重く、企業経営に深刻な影響を与えます。これは、車を貸し出す際に相手が免許証を持っているか確認しないのと同様の、重大な過失と見なされるのです。近年も、全国で不法就労助長罪による摘発事例が後を絶ちません。
 

企業に課される「確認義務」とその範囲

出入国管理法に基づき、企業には外国人を雇用する際、その外国人が「日本に在留する資格があり、かつ就労が認められているか」を必ず確認する義務があります。この確認義務を果たすための最低条件が、出入国在留管理庁が提供する「在留カード等番号失効情報照会」システムの利用です。
 
このシステムを利用し、記録を残すことで、企業は「善意の無過失」を証明する重要な根拠となります。確認を怠れば、企業イメージの失墜や事業停止といったリスクに直面する可能性があるため、決して軽視できません。
 



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在留カード等番号失効情報照会の手順と注意点

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2026年1月、在留カード照会システムは大規模な刷新が行われました。最新のシステム環境と正しい利用方法を理解することが、円滑な外国人雇用には不可欠です。
 

新URLへのアクセスとシステムの変更点

2026年1月5日から、在留カード等番号失効情報照会システムのURLがhttps://lapse-immi.moj.go.jp/html/top.htmlに変更されました。旧URLは使用できなくなっていますのでご注意ください。
 
今回のシステム刷新は、セキュリティ強化と偽造対策の強化が主な目的です。これにより、より安全で信頼性の高い照会が可能となりました。
 

正しい照会手順:入力時のエラーを避けるポイント

照会システムでは、以下の情報を正確に入力する必要があります。
 

  • 在留カード番号: カード表面に記載された12桁の英数字。
  • 有効期限: カード表面に記載された有効期限。西暦8桁(例:20260105)で入力します。
 
特に、英字は必ず半角大文字で入力し、有効期限は西暦8桁であることを再確認してください。入力ミスはエラーの原因となりますので、慎重に進めましょう。
 
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VPN・海外IPアクセス制限時の具体的な対処法

2026年1月より、システムには海外IPアドレスおよびVPN・プロキシ経由でのアクセスが制限されるようになりました。これは不正アクセス対策のためです。
 
もし「403 Forbidden」や「Access Denied」などのエラーが表示された場合、以下の原因と対処法を試してください。
 
    想定される原因:
  • VPNの出口サーバーが海外にある。
  • 匿名化プロキシを使用している。
  • 現場での推奨対応:
  • VPNを一時的にオフにする。
  • テザリング機能を利用し、モバイル通信に切り替える。
  • オフィス以外の、通常のインターネット回線でアクセスする。
これは、自宅の鍵が最新式になったのに、古い鍵で開けようとして入れない状況と似ています。システム変更に適応し、正しい通信環境でアクセスすることが重要です。
 

システムメンテナンス・一時停止情報の確認方法

システムは、定期的なメンテナンスや緊急時に一時停止することがあります。一般的に、夜間(例:午後8時〜11時)にメンテナンスが行われることが多いですが、時期によって変動します。
 
システムが利用できない場合は、まず出入国在留管理庁の公式サイトの「重要なお知らせ」欄でメンテナンス情報や一時停止情報が告知されていないか確認しましょう。これにより、「システムが壊れている」と誤解して確認作業を断念してしまうリスクを防げます。
 



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在留カード照会システムで「失効」と表示された場合、人事担当者としては慌ててしまいますよね。しかし、ここで冷静かつ適切な対応をとることが、企業のリスク管理と候補者との信頼関係維持には不可欠です。
 

候補者への冷静な聞き取りと状況確認

照会結果が「失効」だったとしても、すぐに不法就労と決めつけるのは避けましょう。まずは候補者に対し、「更新中の新しいカードはありますか?」「何か事情がありますか?」と、相手の状況を尊重し、優しく尋ねることが大切です。
 

有効な在留カードが確認できるまでの雇用契約の取り扱い

有効な在留カードが確認できるまで、絶対に就労を開始させてはいけないという鉄則を徹底してください。これは企業が不法就労助長罪に問われることを防ぐための最も重要なルールです。
 
新しい在留カードの提示や、在留資格の更新状況が確認できるまでは、雇用契約の凍結や、場合によっては採用中止も検討する必要があります。法的リスクを回避するため、安易な判断は避けましょう。
 

照会履歴の保存と「無過失」を証明する重要性

照会システムの利用記録は、必ず保存しておきましょう。スクリーンショットや専用の記録簿に、照会日時、照会結果、担当者名などを残すことが重要です。
 
万が一、後に問題が発生した場合でも、企業が「確認義務を怠っていなかった」ことを証明する有力な証拠となります。これは、企業がリスクから身を守るための大切なステップです。外国人雇用における証拠書類の管理については、こちらの記事もご参照ください。
 



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ウェブ照会だけでは不十分?ICチップ読取アプリの活用術

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ウェブでの照会は非常に有効ですが、偽造技術の巧妙化により、それだけでは不十分なケースも増えています。より確実な確認のためには、ICチップ読取アプリの活用が推奨されます。
 

巧妙化する偽造カードの手口とウェブ照会の限界

近年、偽造在留カードの手口は巧妙化しており、実在する他人の在留カード番号を表面に印字するといった手口も報告されています。このような偽造カードは、ウェブ照会システムで入力しても「有効」と表示されてしまう可能性があります。
 
物理的なホログラムや透かしなどの目視チェックも重要ですが、精巧な偽造品を見抜くのは非常に困難です。
 

ICチップ読取アプリのメリットと2025年11月以降の統合機能

ICチップ読取アプリは、在留カードに埋め込まれたICチップ内の電子情報を読み取り、券面情報と照合することで、偽造カードをより確実に判別できます。チップ内のデータは改ざんが非常に難しいため、企業側の「無過失」を証明する最高度の防御策となります。
 
2025年11月以降、ICチップ読み取り機能と失効情報照会機能がアプリ内で統合され、より一層の利便性向上が図られました。これにより、アプリ一つで二重の確認が可能になっています。
 

アプリ導入ガイド:Windows/Android/iOSでの使い分け

ICチップ読取アプリは、利用シーンに応じてOSを使い分けられます。
 
    Windows版:
  • 特徴: 大量の候補者を一括で処理する本社人事部門に最適です。
  • 必要なもの: Extended APDU対応の非接触ICカードリーダー(例:Sony RC-S300)が必要です。
  •  
    Android / iOS版:
  • 特徴: 現場の面接会場で即座に確認したい店長やエリアマネージャーに最適です。
  • 対応端末: iPhone 7以降、またはNFC Type B対応のAndroid端末で動作します。
  • 注意点: iPadはNFCインターフェースを欠くため、2026年現在もアプリは非対応です。
 
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まとめ:2026年以降の外国人雇用は「正確な照会」から

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在留カード照会システムは、2026年の刷新を経て、より高度なセキュリティと精度を備えたプラットフォームへと進化しました。企業にとって、このシステムを正しく使いこなすことは、単なる事務手続きではありません。
 
不法就労リスクを排除し、貴社のブランド価値と社会的信頼を守るための「戦略的投資」であると言えます。本記事で得られた知識を活用し、適正な採用判断をしてください。
 



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